変わったなぁ

結婚前、いや、出産前まで料理なんてほとんどしたことがなかった。

まぁ、それを承知の上で結婚してもらったわけだがそれにしても

ずいぶんやらなかったなぁ・・。


それが今では朝晩、お弁当、離乳食と料理三昧の日々である。

家に居る時間の大半はキッチン。

以前母に、必要に迫られれば自然にやるようになるわよ!と言われてはいたもの

退職後、つわりのない妊娠中ですらほとんどした記憶がない。

本当になんと怠惰だったことか・・!

本当にこの5年、料理らしい料理を作ったことがなかった。


変えてくれたきっかけは子ども以外の何ものでもない。

今では時々お菓子さえ作ることもある。


少し話がそれるけれど以前観た【晴天の霹靂】という邦画で、詳細は割愛するが

自分(母親)にとってこの子(お腹の子ども)はどういう存在になるのか、とある人が

三者に尋ねているシーンでその人が

『(お腹の)子どもにとってあなた(母親)は【生きる理由】です』と答えていた。

そのときは感動はしたもののあまりピンとはこなかったけれど、

今ならそれがとてもよく分かる。


自分にとって息子はまさに自分が生きている理由だな、と。

良い話ではないがもし自分の命と引きかえに息子が助かるのなら

喜んで自分の命を差し出したいし、

臨時収入を握り締めて出掛けても息子のものを買ってきてしまう。 笑

いまはすべてが息子中心だ。


子どもなんて自由がなくなるし特別に欲しくないとは思っていたが

幸福なことに自分の中にも母性があったのだ。


わたしを変えてくれたのは、息子だ。

今日も奇声を上げて楽しんでいる。

何を考えて毎日生きているのだろう?

将来、生意気になることもあるだろうし、反抗することもあるだろう。

間違った方向に進んでしまうこともあるかもしれない。

でも彼が帰る場所はきちんと用意しておこう。

そうすれば回り道をしたとしても、きっと戻ってきてくれるだろう^^