生きるということ

重いタイトルですが・・。



つい先日、尊敬する年上の知人女性がこの世を去りました。

【脳原発悪性リンパ腫

簡単に言うと、脳腫瘍。

詳細な知識がないので詳しくは書けませんが発症した際の5年後の

生存率はほぼないそうで、5年以上生きている人は世界で数人のようです。

闘病期間はちょうど3年くらいだったと思います。

てっきり5年を超えられると思っていました。


ほとんど面識がないのに尊敬している、と言うのはおかしな話ですが

と言うのもこの女性の存在はほとんど又聞きでしか知らないからです。

にも関わらず勝手に親近感を抱いていました。


ほぼ面識がない人物を尊敬出来るのか、と言う話になりますが、

この間に人が介在することによって成立出来ます。


この女性に対して思うこと。

【強い人だ】ということです。

自分が同じ立場だったらと考えるとメンタルの弱いわたしには

耐えられないかもしれない。

発症してから、一体どんな思いで生きてきたのだろう。

彼女のご家族も強いと思う。


身重で、着られる礼服がないけれどお線香をあげに行っても良いのだろうか。


死別は、残された者が本当につらい。

これ(死)は実は夢で、朝起きたらいつもの日常が始まるのでは?と思ったり。



ずいぶん昔に友人が急逝した際、あちらのご親族の方に

『これが現実です。

 しっかりと受け入れて、そして

 強く生きてください。』

と言われたことを思い出す。


以前、本か何か忘れてしまったけれど、

人間は二度死ぬ、と言う言葉を聞いたことがある。

一度目はその人の心臓が止まったとき、

二度目は誰もその人のことを思い出さなくなったとき。

思い出すことで、その人が存在しなくなってしまったとしても

いつまでも生き続けるのだろう。