ラストラリー
死に際の人が最後に命の炎を燃え上がらせる現象を
ラストラリー(最後の回復)と呼ぶそうです。
最期のときを迎えようとしている人の命は
ひときわ明るく燃え上がることがあると。
蝋燭の炎がいよいよ消えてしまう瞬間、
力強く燃え上がるのと同じように。
祖母が見せてくれた力強い回復はもしかしたら
ラストラリーだったのかもしれません。
もっと早くこの言葉を知っていたら・・。
精一杯生き抜いた祖母。
そしてそのDNAを少なからず受け継いでいる自分。
『おばあちゃんも人生がんばったね!』
友だちの言葉が胸に響く。
最期に会うことは出来なかったけれど
思い出は残るもの。
前を向かなくては!
その方が祖母も嬉しいだろう、きっと。