二世タレントの強姦致傷事件について

その日はたまたまリアルタイムで速報を見た。

えっ何かの間違いじゃないの?と。

赤の他人のわたしが思うくらいなのだから母親である高畑淳子さんの

驚きは想像以上だったろう。


晴天の霹靂とはまさにこのことではないだろうか。

変わらぬ平穏な日常が突然何かによって終わりを告げる。

そしてそれは、明日は我が身かもしれない。


親の責任とはどこまでなのだろう。

子どもの過ちの全ては親の責任になるのだろうか。


この事件によってひとつの歌とひとつの映画を思い出した。

歌はクイーンのボヘミアン・ラプソディ

Mama, life had just begun..

人生、これからだったのに。

俳優から一転して犯罪者になってしまった。

大切な家族を巻き込んで。。


映画は【デッドマン・ウォーキング】。

この映画での罪はもっと酷いものだが

罪はどんなに償っても赦されるものではないのだろうか。


今回の件で、世間はほとんど見ることのない加害者側の家族の苦悩を

知ることとなったのではないのだろうか。

アメリカでは加害者家族のことを【second victim】と言うらしい。

第二の被害者。

被害者とされる女性とその家族の苦しみは耐えがたいものだと思うけれど

加害者側の家族の苦悩も非常に重く、辛いだろう。


犯罪のない世界が一番なのだけれど、時間は戻せない。

後悔するくらいならしなきゃ良かったのに。

気がつくのはいつだって時が経ってからなのだけど。